酒蔵取材レポートvol-3-③:青木酒造 青木酒造の新しい試み。「二才の醸」の取り組みについて② | shugo-sake.media

酒蔵取材レポートvol-3-③:青木酒造 青木酒造の新しい試み。「二才の醸」の取り組みについて②

青木酒造専務の青木知佐氏

青木酒造について(https://aokishuzou.co.jp/)

青木酒造は天保2年(1831年)創業の、茨城県古河唯一の造り酒屋です。青木酒造のお酒と言えば「御慶事(ごけいじ)」。「最高のよろこびごと」を意味するこのお酒は、山田錦や雄町といった全国的に有名な酒米を原料とするものだけでなく、茨城県の酒米、ブランド米や県産の酵母も使用して醸造されます。これらのお酒は高い評価を受けており、茨城の地酒としての顔を持つことでも知られています。 これからの日本酒の可能性や青木酒造の酒造りについて、7代目蔵元青木滋延氏と、専務取締役の青木知佐氏にお話を伺いました。

出典:SHUGO-sake.media

二才の醸の取り組みを通してまず感じたのは、ソーシャルの力です。お米作りからお酒造りまで、契約農園にご紹介いただいたコアメンバー以外はすべてFacebookを通して募集しました。Facebook上の投稿を見て集まった方々はただ手伝ってくれただけでなく、お酒造りに参加する事を通して、その後青木酒造のお酒のファンになってくれた方も多かった印象です。

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日本酒を普段はあまり飲まない普通の学生や、20代の方々とお酒を造ってみた時に、飲み方に対するこだわりを持たず、日本酒を楽しんでもらうことについてポテンシャルを感じました。

世界にはたくさんのお酒があって、飲み方も地域や人の好みによって多種多様です。日本酒は少し冷やしたり、時にはお燗にしたりと日本人としては飲み方が決まっている印象はありますが、例えば海外の人から見たら、どんな飲み方でもいいはずで。お酒にフレーバーをつけたり、ロックにしたり。ソーダで割るのもいいかもしれません。あまり日本酒を普段は飲まれない方も、お酒を楽しむことをまず知ってもらって、そこから日本酒の良さを知ってもらえればいいと思います。

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蔵元としては当然日本酒そのものの味を知ってほしいと思いますが、飲み方のパターンはいくらあっても良くて、出来るだけ多くの方に、ご自身が好きな日本酒の飲み方に新しく触れ合っていただければと思っています。日本酒を良くご存知で普段からたくさん飲まれる方も、あまり日本酒には詳しくないけれども、美味い美味いと飲んでいただける方も、どんな方でも楽しめるお酒が良いお酒なのではないでしょうか。

編集部のお勧め-「三代目 二才の醸」-

田植えから稲刈り、仕込み、ラベルの企画から瓶詰めまですべて20代主導で作り上げたお酒です。このお酒を楽しむ時には、青木酒造のSNS投稿をご覧いただく事をお勧めします。イマドキの20代が日本酒について考えて、お米を作ってお酒になるまでの体験をたどることが出来ます。20代の自己表現がギュッと詰まった、いいお酒です。今回は2019年ビンテージをご紹介しましたが、2020年ビンテージも近日発売予定との事(2020年1月時点)。

(https://aokishuzou.co.jp/product/305-nisainokamosi/)

【参考】
青木酒造
青木酒造‐三代目 二才の醸

 


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