酒蔵取材レポートvol-3-①:青木酒造_人も酒も違うから面白い。多様性を受け入れ個性を表現する、青木酒造の酒造り | shugo-sake.media

酒蔵取材レポートvol-3-①:青木酒造_人も酒も違うから面白い。多様性を受け入れ個性を表現する、青木酒造の酒造り

青木酒造について(https://aokishuzou.co.jp/)

青木酒造は天保2年(1831年)創業の、茨城県古河唯一の造り酒屋です。

青木酒造のお酒と言えば「御慶事(ごけいじ)」。 「最高のよろこびごと」を意味するこのお酒は、山田錦や雄町といった全国的に有名な酒米を原料とするものだけでなく、 茨城県の酒米、ブランド米や県産の酵母も使用して醸造されます。

これらのお酒は高い評価を受けており、茨城の地酒としての顔を持つことでも知られています。 これからの日本酒の可能性や青木酒造の酒造りについて、7代目蔵元青木滋延氏と、専務取締役の青木知佐氏にお話を伺いました。

 

出典:青木酒造-7代目蔵元青木滋延氏

 

青木酒造の想い

日本酒を取り巻く環境として、お酒の良し悪しに対する評価も最近変わってきているのを感じると青木滋延氏は話します。

 

出典:SHUGO-sake.media

 

一昔前までの日本酒業界では、評価されるお酒といえば山田錦を使った酒造りが当たり前で、鑑評会を通して評価されるお酒も、 山田錦を使った“美味しい酒”が多かった印象です。

美味しいお酒がどういった要件を持つべきかを金賞や入賞を通して示す事で、 皆がそれらの要素を取り入れお酒の価値や技術を向上していく指針とする、 という鑑評会の成り立ちから考えると、画一的な評価となる側面も致し方なかったのかもしれません。

一方で、近年ではどの酒蔵もうまい酒を造れるようになったことで、 画一的な評価基準で優劣を決める事が難しくなってきたことや、 消費者の嗜好の多様化を受けて、鑑評会のあり方も変わってきたと感じます。

また、酒米や醸造方法を軸とした品評会も多く開催される様になったことで、 お酒の評価の軸も多様化してきました。そういった時代になり、 青木酒造の酒造りの特徴の一つでもある、地元の米種を使い、 地元の農家と一緒に米から作る、地元に根付いた酒造りの取り組みも評価される環境になってきたのではないでしょうか。

 

出典:SHUGO-sake.media

 

青木酒造が大切にする、地元に根付いた取り組みを大きくすることが、結果的に酒造りが多様化していくことにつながると考えています。 お酒はお米つくりから始まります。お米からこだわって作ったお酒が評価されるようになると、それらの銘柄に使用されるお米の評価が上がります。 その結果として良いお米を作る農家が評価される様になれば農業関係者の努力が報われる、地域に貢献できる酒造りになるのではないでしょうか。 こうして地域と共に成長していくお酒造りに、青木酒造では取り組んでいます。

 

編集部のお勧め-「御慶事 純米吟醸 辛口」-

日本酒はお米の酒であって、お米の甘さや香りが無ければお酒はつまらないですよね。 ただ辛い酒をお好みなら、焼酎をどうぞ、とある蔵元が言っていました。

このお酒を飲んだ時にそんな話を思い出しました。 青木酒造の「御慶事 純米吟醸 辛口」はしっかりとした辛口の日本酒なのに、 お米の優しい甘さも備え持つ、日本酒独特の旨みと辛口らしいすっきりさがが融合した優しいお酒です。 辛口はどうも・・と思っていらっしゃる方も考えが変わるかもしれませんよ。  

(https://aokishuzou.co.jp/product/122/)

【参考】 ■青木酒造 ■青木酒造‐御慶事 純米吟醸 辛口

 


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