なかなか聞けないお酒の基本②:蒸留酒と醸造酒の違いって何? | shugo-sake.media

なかなか聞けないお酒の基本②:蒸留酒と醸造酒の違いって何?

 「お酒の製造方法」と聞くと何を思い浮かべますか?

 お酒は主に、「醸造酒」と「蒸留酒」、そして「混成酒」の3つの製造方法があります。「醸造酒はワイン、ビールや日本酒、蒸留酒は焼酎やウィスキー」の事、と何となく知っている!という方も多いかと思いますが、それぞれの特徴や製造方法の違いなどについて今更聞けないけど、実はよく知らない・・という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 そこで今回は「醸造酒」と「蒸留酒」、「混成酒」の違いについてご紹介したいと思います。
まず、日本酒、ビール、ワインなどが代表格に挙げられる「醸造酒」。実は醸造プロセスによって更に細分化されています。

 ワインなどの果実酒は、「単発酵」とされています。原料の状態で糖分(グルコース)が多く合まれているため、酵母を加えるだけでアルコールへと発酵させるプロセスのことを指します。

 一方で、日本酒やビールは「複発酵」というプロセスを行います。 日本酒、ビールの原料は、米や麦などデンプン質です。日本酒ではこうじ、ビールでは麦芽に含まれるデンプンを糖に分解させ、その糖を酵母によって更に発酵させる必要があります。ビールは、糖化させてから発酵させるプロセスを別々に行う「単行複発酵」という醸造法で造られますが、日本酒の醸造では、デンプンを糖へと分解するプロセスと、発酵のプロセスを同時に進行します。これは「並行複発酵」と呼ばれる醸造法で、この方法は日本酒以外ですと紹興酒やマッコリなどでもみられる手法です。

 「蒸留酒」は焼酎、ウィスキー、ブランデー、ウォッカ、ラム、ジンなどのことを指します。小麦、トウモロコシなどの原料を発酵させた後、蒸留して製造します。アルコールの沸点は水の沸点よりも低い為、蒸留の工程では、醸造したお酒を加熱してアルコール分だけを蒸発させ、蒸気を集めた上で冷却する事でアルコール濃度の高いお酒を製造する事が出来ます。なお、蒸留を進ませると純粋なアルコールに近づくので、原料由来の癖がどんどんなくなる傾向にあるようです。こうして製造されたお酒は、加水され一定程度のアルコール濃度まで下げたり、一定期間貯蔵された後で出荷されます。ウィスキーなどは木の樽で貯蔵された上で出荷されますが、こうして樽由来の独特の香りをつける種類のお酒もあります。

 最後に、「混成酒」とは、「醸造酒」や「蒸留酒」に香料や糖分を加えて造られたお酒のことを指します。例えばワインに香味を付けたベルモットや、蒸留酒に香味や糖分を混ぜたリキュール類などが含まれます。混成酒はリキュールの事と思われがちですが、醸造酒を基にした混成酒もあるので、リキュールは混成酒の種類の一つと考えると良いでしょう。

 お酒には様々な種類があり、原料だけでなく製造方法も異なります。ちょっと知識を深めておくと、お気に入りのお酒を増やすきっかけも増えるかも。

 


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