次世代蔵元の新たなチャレンジ。既成概念を変える酒造りをサポートしてくれる支援者を募集します(後編) | shugo-sake.media

次世代蔵元の新たなチャレンジ。既成概念を変える酒造りをサポートしてくれる支援者を募集します(後編)

飛良泉の日本酒

SAKE CABINETを提供しているSAKE PROJECTは、この度秋田の名蔵である飛良泉(ひらいづみ)と連携し、次代蔵元である齋藤雅昭専務の新しいお酒造りを支援するコラボキャンペーンを展開します。

飛良泉は東北最古の蔵元で、多数の雑誌掲載実績をはじめ、航空会社のプレミアムサービスや話題のラグジュアリートレインでも提供されている、知る人ぞ知る話題の蔵元です。コラボキャンペーンでは、齋藤専務が考え抜いて作るお酒3種類を提供します。実施に先駆け、本企画にかける思いや飛良泉が表現したい世界観について、齋藤専務にお話を伺いました。

 

※本ページでの販売は終了しました。
引き続き、SHUGOアプリ・STOREE SAISON(ストーリー セゾン)での販売を行って参ります。(7月以降を予定)

 

 

飛良泉のアイデンティティ:山廃(やまはい)へのこだわり

当蔵は山廃づくりを看板として、造りを行っています。

山廃づくりは自然の力を借りる仕込み方法です。蔵がある秋田県にかほ市(旧仁賀保町)は山廃づくりに最適な気温や湿度、そして鳥海山からの伏流水など、大変恵まれた環境に位置しています。山廃で醸した酒は、味わいが伸び、キレイな酸と旨味の調和が特徴です。

今回の企画においても、飛良泉のアイデンティティともいえる「山廃づくり」には徹底的にこだわりたいと考えています。

 

出典:株式会社飛良泉本舗

 

山廃づくりをベースにして、今私が一番チャレンジしたいのは旨みとキレを両立させた酒造りです。いわゆる「辛口」の日本酒とも言えるのですが、ただ辛口といってしまうと、言葉の表現の幅が広すぎるため、誤解を招きかねません。

既にご説明したとおり、山廃は味わいが伸びます。つまり余韻が長いので、キレがある(余韻が短い)ということと矛盾してきます。これはあくまで私の見解なのですが、キレは余韻の長短以外でも表現が可能だと考えます。味の伸びはそのままにしたいので、山廃のもう一つの特徴である「酸味」を生かすことでキレを感じていただけるように造ってみようと思います。このお酒で飛良泉が考える「辛口」を表現したいと考えています。

 

 

 

日本酒をもっと身近に:

他蔵元の諸先輩方の努力もあり、日本酒のイメージは年々向上しています。そして世の中の日本酒はより美味しくなりました。しかし、まだまだ日本酒はとっつきにくい、敷居が高いなどと思っている方も多いのではないでしょうか。なぜでしょうか。私は「日本」酒にも関わらず、日本人と日本酒の距離が遠いからだと思っています。

美味しさはもちろん魅力の一つではあるのですが、背景には造り手がいます。造り手は日々葛藤し、より良いものを生み出そうと挑戦をしています。もちろん、これは本来大っぴらにするようなことではありません。しかし、そういった部分をも今回の企画のようにオープンにすることで、酒造りに対しての情熱や愛情を感じていただき、人が想いをこめて造る日本酒をより身近に感じていただけると思っています。

 

今回のコラボ企画について:

今年は3種類の試験醸造に取り組む予定です。

・当蔵として初挑戦となる醸造方法に挑みます。
・飛良泉流「辛口」酒とは何なのかを考え、醸します。
・新しい酒米に挑戦します。

上記全て蔵として初めての挑戦になります。狙い通りではなかったり、結果的には万人受けするお酒にはならないかもしれません。ただ、飛良泉のアイデンティティを妥協せずに表現した、お酒をご提供することをお約束します。

飛良泉の新たな一歩を進める取組みとして、賛同してくださる方々にご支援いただけますと幸いです。

出典:株式会社飛良泉本舗

 

SAKE PROJECTと連携する理由:

造り手がイメージし、世に訴求したい味わいをそのまま体験してもらってこそ、初めてお酒の良さを評価してもらえると考えています。日本酒は「熱」で熟成します。そのためにもお酒の温度管理は重要です。当蔵でも非常に繊細なお酒は、氷点下で保管しています。またそれ以外のお酒は酒質別に0~10℃以下での管理をしています。

SAKE CABINETはご家庭で、日本酒の味を変化させにくくする温度「マイナス5℃」で保存でき、また熟成を進めたい場合は温度帯を上げることもできる冷蔵庫です。そのため、造り手がイメージした通りの味わいでお酒をお召し上がりいただくことが可能です。今回のお酒もそういった温度管理が適切にできる環境が整っていると、より楽しんでいただけるのではないかと考えています。

 

 

 


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